本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

果たして人々はウキウキか、イライラか?

最近中国のビジネスマンに聴くと不景気だという。でも街では30代、40代を中心にバンバン稼いでバンバン消費している。あんまり不景気と言う雰囲気は感じない。店もバンバン壊してバンバン新装開店している。(まあ、これは回転が速いだけかもしれないが。)

日本が数年前に好景気と言われてもあんまり感じられなかったのと同じかもしれないが、とにかく中国は分からないことだらけだ。

 

一体人々はハッピーなのか?とてもハッピーにも見える。海外旅行にも気軽に行けるようになり、欲しいものは輸入雑貨であろうと手に入る。給料だって2万元(32万円)位楽にもらっていて、消費レベルは日本より低いから少なくとも使い出はある。偉大なる祖国を愛し、かつてなかった世界的に認められる中国の一員としての満足感もあるかもしれない。

 

アンハッピーに見える時もある。結婚相手探しも合弁会社のような条件がついたり、親からのプレッシャーやジェネレーションギャップ、親自体も病気などになれば病院も高いわ、コネはあるわ、信用できないわで何かとストレスがたまる。子供の教育はまるで過酷な出世レース。よい塾に通わせようと思えば日本より阿漕な月謝を要求される。これまた、ストレス。

 

同じ人でもハッピーなときとアンハッピーなときがあるし、中国は階層が激しく分かれているからどこの部分に居る人かでも現実が違う。

 

本当にウキウキしているようにも見える時もあるし、とてもイライラしているようにも見える時もある。もしかしたら両方とも真実かもしれない。

 

これ、分かりにくい本日の北京なり。