本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

四川パイロット1人!がコロナ感染:接触者は集団隔離、アパートもホテルも封鎖!

日本では昨日678人とコロナ感染者数の増加が止まらない。ロックダウン又はそれに準ずる移動制限をしない限り、増加傾向は止まらないのは誰の目にも明らかだ。

 

一方で同じ時期に中国では11月29日にロサンゼルスから飛んできた貨物飛行機の26歳のパイロットが、14日間の隔離とPRC検査を12日に無事(PCR陰性)終えてシャバに解放され、結婚式に参加した。そのあと、14日に病院に行ったらコロナ陽性が判明し、大騒ぎになっている。

 

これに対して、四川省政府は号令をかけ、省内の地方政府は競い合うようにその人の移動記録を洗い流し、濃厚接触者とプチ濃厚接触者は共に集団隔離し(どこかの病院かホテルに連れて行かれたはず)、数千人規模でPRC検査を実施。彼の住んでいるマンションと参加した結婚式が行われたホテルは丸ごと封鎖され、中の人は出て来れない状態になっている模様。

 

この凄まじい対応。誰にも有無を言わさずに移動をストップ。そして、これらの画像とか、集団隔離されている濃厚接触者の声などは一切でてこない。

 

大きな国だから、この位しないと抑えられないということなのか?大多数の幸福のために、少数派は集団隔離されようと我慢すべしということらしい。

 

それにしても、これで明らかなのは2週間の隔離だけではコロナは生き残っていることと、PRC検査陰性と言っても怪しいということだ。

 

北京でも14日に、香港から来て、2週間の隔離を終えた人がその後、発熱・下痢し、陽性と出たらしい。

 

これからは2週間の自費集団隔離プラス1週間の自己健康観察を北京でも導入するらしい。3週間もじっとしているなんて、本当につらい。

 

日本と中国同じ病気なのになぜ、両極端にこんなに違うのか?

両者の良い部分を取って中庸の賢い策はないものだろうか。

これ、本日の北京なり。