2024-01-01から1年間の記事一覧
人民大学で11月22日に開かれたカザフスタンの専門家による人口政策に関する講演会で、同大学の王先生の質問に非難が集まっている。 カザフスタンでは街でも子どもがたくさんいるのを見た、同国の政策がうまくいっているようだ、として、「我が国の女性は動員…
人民日報は最近は心が疲れた人々に寄り添うチキンスープと呼ばれる癒し系の内容が豊富なのだが、人々のトラブル多き結婚にもアドバイスを提供している。 ーーー 円満な結婚に必要な秘訣は二つのことだけ。 それは、「(パートナーへの)「敵意のない確固たる…
高齢者は「お金」「健康」「孤独」の3つの大きな不安を持っているといわれています。 ーーー日本消費生活センター 昨日は生粋の北京の下町生まれ、下町育ちの一人っ子80後と話した。彼のお母さんは父に先立たれて一人暮らしをしているが、親子仲良く、互い…
この数日話題になっているのが、今年1月から9月までの結婚件数データだ。11月1日,国家民政部が発表した《2024年3季度民政統計》によると、結婚者数は同時期史上最低の474.7万組だった。離婚は196.7万人だった。離婚率の増加は反転したが(以前は増加だ…
週末は高速鉄道に4時間20分乗って北京から江蘇省の淮安(ホワイアン)市に行ってきた。人口490万人、都市人口170万人の第3線都市だ。 高速鉄道の駅はどこもそうだが、ガランと馬鹿でかいだけで人の気配がない。新開発区にある綺麗で立派なホテルに…
中国でも子供たちのストレスや心理の問題が急速に深刻化しているが、日本はやはり「先輩」だ。今朝の朝日によると、昨年の登校拒否児童は前年比4、7万人増で34.6万人(うち小学校13万、 中学21.6万)。一方いじめは前年比5万増の73万件、暴力事件は10万以…
友人から回ってきた「大学教師愛と結婚について語る”三観(世界観、人生観、価値観)が合う伴侶がいる人は(神様が愛してくれた)”幸運者”、何があっても彼をゲットせよ」というタイトルがついている。10万以上という表記はマックスだから、それ以上どのくら…
10月13日のBBCラジオの「世界を変えようとしている若者リーダー」という番組で、近年のSNSは諸刃の刃で、一方で市民の声を広めてその力を発揮させてくれるが、その一方で、デマやヘイトの温床にもなっている。どうしたらいいか?という質問に対して、若者の…
昨日は40代の地方銀行の人とおしゃべりをした。最近の排外的空気はうんざりよ、外人はみんな「域外せーりょく」と言うレッテルを貼ってすっぱいのレッテルをはるんだから、といったら、その人はこういう。「まあな、でもアメリカがこうやって我々を抑え込…
先一昨日の9月18日の朝に深圳日本人学校付近でそこに通う10歳の男の子が44歳の中国人男性に刺されて死んだ。 とーきょくはこれは「似たような事件はどこの国でも起こりうる事件」で、「目下把握している状況から判断すると、個別案件だ」と発表(9・2…
蒸し暑さ爆発のおとといのこと。滴滴で12元以上割引がきくから特恵快車を呼んでのった。ドライバーは小綺麗なショートヘアの女性の贾师傅で爪には派手な立体の飾りをつけている。「あなたのイヤリング素敵ね、立っている時からよく見えた」と言ってくる。…
湖南省長沙、洞庭湖、重慶と各地で大水害が起きている。車が船のようにぷかぷかという民間の人がドウインにだしている動画があるくらいだから相当の被害だが、国のニュースではさらっとやるだけで、扱いがその影響の大きさに比べると小さすぎる。 例えば、10…
儲け主義の極み?と思われる酷い話を聞いた。 77歳の知り合いの知り合いが胃腸の調子が悪く「まるまる1」という数字のつく北京で有名な大病院にかかった。胃腸の病気の方は間も無く治ったが、その時した健康診断で、アルツハイマーの傾向があると宣告され…
昨日はZさんという39歳の北京の胡同育ちの独身男性に会った。北京ダックの地元のレストランに2分遅れで着いて探していたら、奥からびしょ濡れ顔で水をメガネに滴たらせながらやってきたのが彼だ。明るく話しやすいタイプだ。 見た目も別に悪くは無い、ご…
「ニュースは見たくない」BBCがこんなニュースを出していた。 2015年比でニュースに興味があると答えた人は46%でほぼ半減。ニュースを避ける傾向が世界的に強まっているという。その理由は、 ●メンタルヘルスを保つだけで大変で、辛いニュースを直視する…
23日午後に蘇州で日本人学校のバスを利用する学生を狙った殺傷事件が起きた。驚いたのは、昨日「蘇州」と「日本人」という二つのキーワードをいれて微信のサーチをかけたら、でてきたのが95%が蘇州の日本人学校はスパイ学校で中国人を入れない、厳しい警…
北京のオリンピック公園横にある国家会議中心で毎年開かれるデンタルエクスポに行ってきた。いわゆる歯科機器を中心とする歯科関連産業のエクスポだ。800以上の企業が参加、面積は5万m2。北京は6月、上海は秋、広州は冬に開催され、広州のが一番国際的で…
原書は1955年、日本語版は58年に出版された同書を読んだ。フロム先生は、有名な『自由からの逃走』(1941年)で、全体主義は現代社会が獲得した自由から逃れたいという人間の渇望に訴えるものだったと指摘した。自由のもたらす孤独に耐えきれず人々は、自発…
彼女自身の熱い恋やオープンな性を肯定した社会学者として知られる李銀河の2021年8月に出版された本を読んだ。内容は恋や結婚に関するヒマラヤ(中国のポッドキャストのようなネットオーディオプラットフォーム)でのおしゃべり番組をまとめたもの。 目次は…
▼コーヒー屋の売上が半減 こちらの経済はやっぱり良くない。行きつけのチェーン店カフェで10杯分のカードを価格の4割引で売っていた。これは過去10年で最低の価格。店のいつものお兄ちゃんに最近売上減っているの?と聞いたら「うん」という。どの位?3…
昨晩は22歳の日本の現役大学生とおしゃべりした。彼女は「第5人格」という中国のゲームを通して中国語に興味を持ち、今は3ヶ月休学して語学留学に北京にきている。 「北京はどう?」ときいたら、「人が優しくて気さく」という。 北京の海底捞で中国語での…
上海はご存知、2500万人が住む中国一国際的な4つの直轄市の一つ。北京が北方のモンゴル族など辺境の多民族王朝の首都を経験しセミ砂漠の乾いた大地で巨大な権力の中心地になってきたのとは対照的に、上海は緯度もほとんど東京と同じ気候。1930年代に…