本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

エレベーターでの「気まずさ」に生きる若者達

最近の中国の若者は90年代に私が北京に来て感動した太くて温かい(その反面、時に図太かったり、カッコ悪かったりすることもある)タイプの人とは正反対だ。 細い。ちょっと風が吹くとポキッと折れてしまいそうな感じだ。もちろん、よく言えば、敏感で繊細で…

スポーツジムもユニセックス

昨日は、大手スポーツアプリKEEPのスポーツジムでZUMBAクラスに行ってきた。予約は先週金曜の夜10時から。お財布携帯で支払いをすませて、当日その時間に行くだけ。2人までまとめて買うと安く、1人49元だった。定価は89元だが、初回は30元割引で59元。 行っ…

コロナで家に帰れない~涙!

昨日は北京のコロナ新規感染者数は1人だったが、この10日ほどで厳戒態勢になっている。昨日、新規患者がでた昌平区に住むある日本人は子供を連れて外にでたあと、家にもどってきたが、その間に始まったマンション群の入り口検問で引っかかり、けいさつま…

相手を見つけるのは辛いよ

30代の若者との会話。彼は一人っ子で北京の親元で暮らしている。未婚だ。昔は親が『正常な人間らしくさっさと結婚したら?」、「親戚の誰々は結婚して子供を生んだ、お前は?」と結婚をよく迫られたが、半年前に彼が失恋して落ち込んだあとは言わなくなっ…

北京、コロナ患者5人!で再び緊張す

東京では感染者が昨日も21人と減り、夜の営業が数カ月ぶりに再開され、緩和ムードの一方、北京は19日以降28日14時までに、内モンゴル旅行から広がった感染者が合計27人でている。 それを受けて、北京にある大学も今週末の24日から「閉鎖管理」に突入…

批判的思考は白雪姫からはじめよう

中国の学生が書く作文はどんどんすごいことになっている。難しい凝った表現を使ったり、構造もしっかりしているのだが、わざとらしく、どうみてもあんまり本当とは思えない、作られすぎ。大抵が美談仕立てか、おくーにのためにがんばろうみたいな決意系に落…

007もびっくり!!!進化するカンニング

目的のためには手段を選ばず。これは中国でひしひしと感じるこの国の特色だ。あーだこーだ言い訳を言わずに、結果を出す、という潔さ、迫力がある一方で、何でも非道なことでもやっちゃう、という面もあり、よろしくない。 検定テスト?そんなの合格すれば、…

3人産んでも良いと言われても!? 未だに人々を縛る呪縛と不妊治療

2016年に35年続いた一人子政策に終止符が打たれ2人目もOkになり、2週間前に3人目も良いよとなった。しかし、「そんなこと言ったって、金と労力がかかり過ぎるから生めないんじゃんか!」とすごいブーイングが巻き起こっている。おっしゃる通り。中国の子育て…

夫婦別姓の次に起こる議論は?

中国ではあっさり70年前に夫婦別姓の権利を認めたので、別姓が定着している。子どもから見ると父ちゃん母ちゃんの姓が違うのはもちろん、自分と兄弟でも姓が違う場合もある。 さて、中国のように早々に夫婦別姓を実現した社会で、時代が下り男女間のパワー…

中国の夫婦別姓

日本では30年以上前から夫婦別姓が議論されながら、未だに先進国では唯一夫婦同姓が義務付けられている。確かに名前が自己表現だとすると、「旦那の人」になるのは何とも窮屈だ。具体的に書き替え手続きが面倒で、働く女性にとって不利なのは言うまでもな…

ヤッパリ!でも意外!中国のイヤホン

中国のイヤホンについて教えて下さい、と言われて調べてみたら、無線イヤホンだけで、2020年の売り上げは約1億台弱、前年同期比で23%増と伸びている。価格的には50ドル(5000円)以下か、逆に100ドル(1万円)以上の高級品が9割を占め、2極化している。 無…

中国、来てみたら全然違ってびっくり!

とは、先日夕食をした北京上陸1年半の日本の30代サラリーマンの言葉だ。「来るまでは、本当に来たくなかった、なんか、汚いし、人々は乱暴で、尖閣の時みたいに反日的というのが専ら自分のイメージ。マジで、人事部に行って断ろうかと思っていたんです。」 …

生々しく悩ましい「内巻」世代

中国の去年の流行語に「内巻き」ということばがある。 「内巻き」は、周りに遅れを取って淘汰されたら大変だと日夜、努力するものの、ゴールも進歩も意義も感じられない虚無感や疲労感、時に絶望感を意味する。私も僕もそうだ、と共感する人が多く、一躍、去…

外国語教育もかんししますぞ

外国語教育における管理強化というのが今年の3月に教育省から出た。外国語は教えてもいいけど、外国のしそーは駄目よ、ということで、今まではたまに授業の様子を覗きに来る程度だったかんし員の方が今では大学の語学の授業で、学生の席にびっちり毎時間付い…

中学生は辛いよ

きのう、久しぶりに昔の同僚に会ったが、子供の教育で疲れ果てていた。 娘さんはそこそこできる子で、地元の重点中学の2年生。2年だが、北京では統一高校受験教科のうち、地理と生物の2つのテストは前倒しで2年の時にある。テスト範囲が、去年はコロナの影響…

動画配信アプリ「快手」の歌姫に4000元を摩ったドライバー

日本の動画配信アプリの年会に急遽参加することになって、その収録に向かう道、中国版ウーバーの「滴滴」を呼んだら、若い地方から来たっぽい袁さんが(おそらく他人の北京ナンバーの)新車の現代悦動で現れた。 車が走り出すと「熱いね」と言ってくる。滴滴…

セイト49

昨日から微信などで話題になっているのが、この四川省の省都の成都49高校で起きた高校2年生の男子生徒の自殺事件だ。9日の日曜の午後5時40分に家の人が学校の寮に送り届けた時は何の異常もなく、元気だった男子生徒がその1時間後にビルから落ちて即…

北京の街中を20キロ行ったら?

北京の西郊外の石景山区にある宦官の墓「田義墓」と、その近くのお寺「法海寺」を訪ねた。 北京市内中心から約25キロ、我が家から20キロ。地下鉄6号線で約20分強で、昔首都鉄鋼工場地だった「金安橋」に到着し、そこからバスで2駅。 降り立った団地の先の路…

中国のお笑い その2

中国のお笑いを解明しようと挑戦しているものの、これが結構難しい。 中国には昔から中国漫才というべき「相声」という庶民の伝統芸能がある。これは竹板の楽器を操り、喉を鳴らして調子の良い歌をきかせ、早口言葉をさらりと言って見せなくてはならない。技…

速すぎる中国速度

昨日、私と同じ北京20年選手の戦友と話した。彼女曰く、最近、ダーリンが一回で用件を理解してくれないことにイライラしてしまう、という。 彼女は「ダーリンの理解能力が落ちているのかな」と心配する。私の見立ては、NOだ。 我々が北京速度に毒されている…

一人漫才その1 秀才だけど脱力キャラの李雪琴

李雪琴は北京大で広告学を学んだあと米国NYU(New York University)に留学(休学)した才女で、まだ25才という若さだ。去年頃からブームの人だ。彼女のトレードマークは強い東北訛りとけだるそうな脱力した素振り。 ドラえもんののび太的なだらけて冴えない…

スタンドアップコメディが大ブーム

2017年頃から中国エンタメでは一人でしゃべる「スタンドアップコメディ」スタイルのお笑いが流行っている。 (ただ、中国では間違えてこれを「脱口秀」(トークショー)と呼ぶ。本場のトークショーは司会者がインタビューしたり、複数で話すスタイル。) お…

自信あるよ。でもオスカーはダメ

オスカーで38歳の中国出身の女性監督コレオ・ジャオが賞を総なめした。自分よりずっと年下の同じ女性がこんなに活躍しているのだから、本当にすごい。 中国の人だったら、更に同じ同胞の中国人!と重ね合わせて感動する第ニュースのはずなのだが、この日のニ…

ハイテク化されても緊張感は変わらん病院

久しぶりに最近は相棒の骨折に付き合って、地元の病院に通っている。 この積水譚病院は北京オリンピックの時も指定病院になった外科方面では北京一有名な大病院だ。 ところが、松葉杖や車椅子の患者を見る病院なのに、迎え入れる本館入り口には10段位の急な…

ついに我が家の下まできた「違法建築取締り」という名の破壊

市長が替わってから看板を取り締まったり、ストリートごと潰して(つまり、何十件という商店を閉鎖して追い出し)「緑化」したりと、すごい勢いで街の中が破壊されて、「整備」されていた。それから数年静かだったが、去年の秋以降、私の住む区のけーさつ担…

コロナでコロリと閉鎖のモール

先週、アパートのおばさん軍団のグルチャで駅前のモールにコロナ陽性だった人がきて、閉鎖されたと聞いた。 その日、モール内のカフェに電話して「患者が出たから閉鎖って聞いたけど、今日は本当に営業していないの?」と確認したら、「ああ、来ないで。」と…

こんな夢をみた

四捨五入で90歳になる父が最近、良く夢をみる、こんな夢をみたと言って話してくれた。 昔、何里も離れたおじさんの家からの帰り道、道なきあぜ道を通って良く迷った。この時も迷いながら、日が暮れて暗くなってようやく、家に辿り着いた。入り口には母が外に…

ついにきたか、ロボットに面接される日

本日きいたはなし。最近はガン手術でもロボットがかなりの精度の手術をできるらしいが、それだけではない。今や面接ロボットができて、これにお願いすると人間以上の精度で良い人材を合理的にセレクトしてくれるという。 ついに、ロボットの前に人間が汗をか…

教育局の記者会見「宿題を親に転嫁したり、親に宿題の添削強制を禁止、見つけたら厳罰に処す」

今日の題は昨年12月10日の中国教育省の兪偉躍・基礎教育部部長による記者会見での発言。親の宿題添削を厳禁ってどゆこと?子どもが自分の宿題を完結している日本人には訳が分からないだろう。 こうゆうことである。中国の義務教育は塾の如く猛烈に詰め込…

腐乳餅(フールービン)の衝撃

私は旨いものが大好きだ。もう20年も住んでいるから大体有名どころは食べてみたと思っていたが、それは大きな間違いだった。この広東潮州の伝統的焼き菓子「腐乳餅」にはドーンと衝撃を受けた。 見た目は小さめの月餅。触ると油っぽくかなり硬い皮でカリッ…