本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

相手を見つけるのは辛いよ

30代の若者との会話。彼は一人っ子で北京の親元で暮らしている。未婚だ。昔は親が『正常な人間らしくさっさと結婚したら?」、「親戚の誰々は結婚して子供を生んだ、お前は?」と結婚をよく迫られたが、半年前に彼が失恋して落ち込んだあとは言わなくなったという。

 

半年前に付き合った女性は彼のちょっとした持病のことを女性の母親が反対するから、という理由で去っていったという。私が驚いたのはその持病があまりに軽い病気だからだ。そんな誰でも有るような普通の病気で、おそらく、日本だったら誰も気にしなそうな病気だ。

 

彼は「今は結婚相手に求める要求は多いんだよ、家、車、健康もね」という。

 

おしゃべりで明るくて人生を楽しむのが上手な好青年なのに、こんなふうに結婚を前提とした相手のことで影を持っていたとは!

 

中国では高校までは恋愛は勉強に差し支える不良行為として禁止されている。大学ではようやく解禁されるが、卒業するやいなやさっさと結婚しろと親は言い始めるのだから、子供はたまったもんじゃない。

 

失敗するなら若いうちでしょう。若者よ、プレッシャーや偏見にめげず、頑張って良い相棒を見つけておくんなさいまし。

これ本日の北京の若者の悩みなり。