2020-01-01から1年間の記事一覧
若者の非恋愛体質化は日本を始め、世界的なトレンドだが、中国でも果たして、そうなのだろうか? 中国ではシングルの成人人口が2018年に2億人を超えた。うち、一人暮らしをしている人は7700万人いる。(となると、残りの成人単身者の半分以上が親など誰かと…
引き続き恋愛研究。前回も書いた復旦大学の梁永安副教授の分析。 お題は「なぜ、中国の若者たちは互いに愛し合えなくなってしまったのか?」 社会が急速に変化しすぎる社会に生きて進学や就職など動き続けているため、ゆっくりと情を育むのが難しくなってい…
普段は自分の家から出た玩具や本、服、キッチン用品、家具などの中古品や不要なもらい物の新品商品を交換する物品交換グルチャがある。大学関係者が多いこのマンションや周辺住民500人がメンバーだ。今日はそこに「嫁」「婿」情報が飛び交った。 「会社の女…
北京から「クリスマス」がすごい勢いで消されている。 ちょっと前まではショッピングモールはもちろん、幼稚園や小学校やテレビなど、どこをみても今の時期はクリスマスの飾りや音楽が躍っていた。 園・小学校でクリスマス関連のイベント禁止のお達しが下っ…
中国の若者が日本同様に非恋愛体質になっていることは前回書いた。 そこで、ちょっと調べてみた。 中国の離婚率は(単純にその年の結婚登録数でその年の離婚登録数を割った数)2002年から右肩上がり。2015年は1225万組に対し、離婚は384万組、…
10年間土曜の夜9時のゴールデンタイムに江蘇テレビで放映されている人気お見合い番組「非誠無擾 フェイチェン ウーラオ(誠実でない方お断り)」をみた。 これは、我が家の餃子作りの際に見る番組になっている。的確なアドバイスやそれなりに見れるVCRと…
中国にはまだまだ知らないこと、腰を抜かすことがいっぱいある。 恋愛+報告というキーワードで、最近のマーケティング会社か社会学系のレポートはないかなと思って検索したら、一番トップにでてきたのには「そしき様、私誰兵は、誰女子といついつに知り合い…
今日の朝日新聞、武漢、強権下の市中感染ゼロ コロナ拡大1年 クラブ客「世界一安全な街」より ーーー 10月、武漢で始まった展覧会「新型コロナウイルスとの闘い」。会場は2月に仮設病院に改造された国際展示場だ。ベッドや防護服、医師が走り書きしたメ…
昨日はベルギー在住の知人と話した。人口1100万人、東京規模、北京の半分規模の国で2万5000人が感染してしまい、10月末からロックダウンになったらしい。かなり厳しくて、エッセンシャル(必需品)である食糧、医療などの店以外は閉鎖になった。…
日本では昨日678人とコロナ感染者数の増加が止まらない。ロックダウン又はそれに準ずる移動制限をしない限り、増加傾向は止まらないのは誰の目にも明らかだ。 一方で同じ時期に中国では11月29日にロサンゼルスから飛んできた貨物飛行機の26歳のパイロット…
コロナが日本では最悪だ。中国ではロシア国境の街で十数件発生して、ロックダウンになっているというが、国内では大きくは報じていず、写真も見たことない。四川省の田舎でも数人でたらしいが、これも一体どんな風にうつったのかは未解明。 中国のコロナに関…
先日会った20代の記者の友人が微信に出していた『人物』の記事。面白かったので紹介する。題は「なんで恋愛はますます難しくなるの?」だ。 2018年の中国の成人の独身人口は2億人、独居人口は7700万人(民政部)。でも恋愛をする努力はしている。38%の独身が2…
最近は政府があらゆる分野で密告を奨励している。(先日紹介した教育新政策にもこんな1文がある「教師の徳(=セージ性)逸脱行為通報警告制度の設立」) 「暗黒時代にむかっているね」と冗談めかして言ったら、大学の先生の知人は「いやいや、皆言っているよ、文…
中国の教育専門家に話を聞いた。色々改革が進んで近代的な教育法などが導入され、良くなっている面もある。改革の方向性は合意しているが、実現するのが大変だ。大体、基礎教育にはお金が回っていない、可哀相なほどビンボーだ、という。 田舎だと、校長先生…
正式には「中共中央国務院 教育教学改革の深化と全面的に義務教育の質を高める事に関する意見」で19年6月に実施された26パラグラフから成る政策文章だ。 日本人の私にとって衝撃的なのは激しさを増す色(くにととうと一体化する仁徳教育)だがここでは割愛。…
この数年のネット用語で、子供に過度の期待をして過度の教育を押し付ける親の行為を「鶏の血を子供に輸血する」=「鸡娃 ジーワー」という。つまり教育ママやその行為のことだ。 以前からいる教育ママに新しい名称が付けられたのは理由がある。一つは、益々…
今日は、中国では開明派の子供の能力や自発性の重要性を成績やテストの点より重要視する中国の教育家に話を聞いた。先日も書いた通り、中国の教育方針が点数中心から子供中心に変化していることに驚いたからだ。 新しい方針の中では、今までの「大量の問題演…
今日は、まだ市民社会が元気だった2012年頃にブログの人気者だった不動産王、潘石屹(パン シイ)の近くで働いていた人に会った。 彼は甘粛省の農民から出発して、中国有数の不動産王にのし上がったチャイニーズドリームのような人で、当時は政府とも距…
こちらも、若い人からの話。北京の某有名大学の大学院生の話。ある日、向かいの寮の女の子が飛び降り自殺をしたらしい。最近、中国の学園内では自殺は結構頻繁に起きているようだ。 現場はシートがかけられて5,6台の車が来ていたらしいが、その場に居た人…
昨日は若い新聞界の人たちに会った。若いって素晴らしい!と思いながらいろんなおしゃべりをしたが、その中で先週あった裁判のことを聞いた。 事件が起きたのは2014年の事、インタビューに行った若い女性が、局トップ5に入る有名なCCTVアナウンサーの朱…
おととい、インフルエンザの予防注射を地元の保健所で受けてきた。4種混合?128元+摂取費25元=153元(2300円位)だった。保険がある市民はタダのはずだが、私は自費。放出する本数に限りがあるので、月曜朝にスマホで予約せよと言われ、予約して行った。 …
いつも通るバス停前の一角にある奥に入り込んだ庭のような空間に果物屋さん、八百屋さん、肉やさん、甘栗やひまわりの種などを売っている小さなマーケットがあって、結構、私も使っていたのだが、今日、前を通ったら綺麗さっぱり全てが消えていた。まるで夢…
これは、先日、お邪魔した友人の経営する茶館で返って来た答えだ。最近、「単叢」という華やかな香りがする烏龍茶の一種のお茶にハマっている。 タオバオで500グラム三百元(4800円)位の庶民価格のを買って飲んでいた。ちょうど切れた時、Kさんがこのお茶の…
北京で私は車を運転していない。まず、タクシーがすごく安い。15キロ位移動してもたった50元程、つまり800円程度だ。最近は滴滴という中国版UBARもあるから、もっと安い。(でも、滴滴は車内で録音・録画を平気でしているから嫌いだ。) そもそも、北…
お恥ずかしいながら、私も中国のアリババ傘下のタオバオに日々貢献している。11月11日の独身の日セール中に、タオバオは約7兆円を売り上げ、また記録を更新した。我が友人が調べた所、日本中の全208店舗のデパートの「年間」売上が5.7兆円だったというか…
昨日は中学の保護者会だった。初めて中学の担任の先生や保護者に会った。いやはや驚いた。時代は確実に動いている。先生から渡された中間テスト7科目の総合結果を見て、今日家に帰ったら「お仕置き」をされては困る、と担任は言う。「あんたの成績にはがっか…
今日の朝日に学術会議任命否認の事で抗議した近代日本近代史専門の古川隆久日大教授のインタビューが載っていた。 ーーー 「政府が政策を決める際、専門家を集めた審議会をつくり、答申を得るというやり方がよく行われています。委員は往々にして、政府の方…
我が家にも居るが、猫ちゃんが中国で大ブームになっているらしい。今年の1111でも、猫の高級輸入フードがこれまでの人気商品の輸入粉ミルクを超えてトップ人気輸入品だったという。 猫を飼っているのは88%が女性で、57%が大卒以上の高学歴、50%が「80、90後…
昨日会った十数年来の友人は嘆く。3日とか4日とか田舎(東北の省都)に帰っても、微信グループで繋がっている小中高大の同窓生ネットワークへは知らせないという。それぞれのグループが繋がっていて、どれか一つの集まりに参加すると、それ以外の集まりから…
一体何の事だかお分かりだろうか? 娘の小学校のクラス委員だったCちゃんのお父さんが今朝回した動画に出てくるセリフだ。Cちゃんは賢く努力家で感じの良い子。北京の小、中半分までいて、大学受験のために田舎に帰り今は高3の受験生だ。お父さんはさぞかし…