本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

5年で3倍!猫ちゃんブーム

我が家にも居るが、猫ちゃんが中国で大ブームになっているらしい。今年の1111でも、猫の高級輸入フードがこれまでの人気商品の輸入粉ミルクを超えてトップ人気輸入品だったという。

 

猫を飼っているのは88%が女性で、57%が大卒以上の高学歴、50%が「80、90後」。独身率が5割。日本では子離れした中高年が多いが、中国は一人っ子で親と離れて都市部で暮らす独身の女性が多い。(プライスウォーターなんとかのレポート普华永道より)

 

5年前までは、ペットといえば7割が犬だった。それが今は猫犬比率はほぼ56%と44%になった。猫の絶対数は5年間で約1400万匹から4400万匹に3倍以上になったという。中国は何でも規模が大きくて本当に桁が違う。5年で3倍って半端なじゃない。

 

猫フードもどんどん高級化している。そして、16000円以上する自動餌やり機や、自動センサー付きトイレなどの新商品も売れているとか。猫がトイレをすると、自動的に固まった糞だけをふるい出して保管してくれる。飼い主は、一週間に1回だけ捨てれば清潔なトイレが保てると言う。

 

みんなが猫を飼うのは愛情を注ぐ相手がほしいから。だから、本当は猫ちゃんは全然要らないのに、いろんなおもちゃを買ってあげたりしちゃう。(かく言う私も22元(360円)でふっかふっかのドーナッツ型猫用クッションを買ったばかり。)

 

若くて、孤独で、可愛いものが好きで、忙しくて(もしくは怠け者で)糞の面倒も毎日は見たくなくて、でも収入は結構ある人が猫ちゃんを飼っているらしい。

 

これ、本日の猫の居る中国の景色なり