北京から「クリスマス」がすごい勢いで消されている。
ちょっと前まではショッピングモールはもちろん、幼稚園や小学校やテレビなど、どこをみても今の時期はクリスマスの飾りや音楽が躍っていた。
園・小学校でクリスマス関連のイベント禁止のお達しが下ったのが、4年位前だったか。それでもデパートなどに行けば普通にツリーがあった。しかし、今年はクリスマスの飾りはもうない。クリスマスなどを祝うのは自国文化の自信に満ち溢れた同国ではひこくみん、というのが昨今の「メロディー(主旋律)」だからだ。
数日前にも郊外で地元政府から、とある小売り企業にクリスマス関係の飾りをすぐに撤去するよう命令がでたらしい。急に、しかも口頭でというのが如何にも中国の末端。こういう気まぐれで強引なご指導が毎日随時降ってくるとは、商売している方はたまったもんじゃない。
自信があれば、自然と他者にも寛容になるはずなんだけどなあ。
これ、クリスマスイブの妙に静かな北京なり。