本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

コロナでコロリと閉鎖のモール

先週、アパートのおばさん軍団のグルチャで駅前のモールにコロナ陽性だった人がきて、閉鎖されたと聞いた。

 

その日、モール内のカフェに電話して「患者が出たから閉鎖って聞いたけど、今日は本当に営業していないの?」と確認したら、「ああ、来ないで。」という。実際、モール前まできたが、説明もなく、「暫定的に営業中止」とだけ書かれていた。消毒後の翌日になったら開くとおもいき、開かない。結局、一週間休んで開ける、というお知らせがモールの公式サイトに出ていた。

 

陽性と後から分かった人が知らずにここの飲茶屋さんに行ったらしい。その飲茶屋だけは、モールのほかの店は再開した今日も閉まっている。外で掃除をしていた飲茶屋の従業員に「患者が来たから閉まっているの?いつ開くの?」と聞いたが、下を向いて「よくわからない、まだ決まっていない」という。なんか、聞いてはいけないことを聞いたかのようだ。

 

同じ系列の大興区のモールに変異型の患者が寄ったとは北京市の発表であったが、それは、このモールじゃない。何でここが閉まったかは、噂でしかないし、まだ閉鎖が続いている噂の飲茶店も「品質向上のために休業致します」と書いてあるだけ。よくわからん。

 

何ではっきりさせないのか?

はっきり言えない事情があるのだろうが、この辺がいかにもである。

 

そして、また再開したモール内のカフェには何事も無かったかのようにみんながガヤガヤやっている。

本当に、誰も気にしていない。

嵐が来たから、過ぎ去るのを待ったまで、「自然災害の」嵐の原因を追及しても仕方ない、とでもいう感じだ。

これ、本日の北京なり。