本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

中国、来てみたら全然違ってびっくり!

とは、先日夕食をした北京上陸1年半の日本の30代サラリーマンの言葉だ。「来るまでは、本当に来たくなかった、なんか、汚いし、人々は乱暴で、尖閣の時みたいに反日的というのが専ら自分のイメージ。マジで、人事部に行って断ろうかと思っていたんです。」

 

という。だが、サラリーマンの運命でいざ北京に来たら、「あれ?思っていたのと全然違う。不自由な国だと思っていたのに、なんか、自由なんですよねえ。」という。

中国は大陸国家の独特の大らかさがあって、村社会的監視のプレッシャーがない、ということだろう。確かに、その通りだ。お上はめちゃくちゃ縛ばろうとしていて、ふじゆう極まりないのだが、一方、街に流れる空気は自由そのもの。なんでもあり!だ。

 

もう一つ、日本の大手企業の北京在住のボスが言っていたのが、「中国大好き、中国語もできる、と中国駐在に挙手する人は、意外と赴任して3日も持たないことがある」という。つまり、書道やシルクロードや漢詩の世界のエレガントな中国をイメージしてしまうと、残念だが、この埃だらけで強引な国にそれはない(少なくとも、そういう部分はかなり掘らないと出会うチャンスはめったにない)。

 

ということで、来てみてびっくり!

普段メディアや教科書で見る中国と実地は全然違った〜!そうなのです。

これ、日本で多いに誤解されている本日の北京の一面でした。