本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

「XX以外には麻雀位しかない:中国2000強の県レベル都市の生活実録」

これは友人が昨日微信で回していた記事のタイトル。ここからは、中国の農村都市の様子が少し浮かび上がる。

XXは性生活が入る。刺激的なタイトルだが、中身は至って真面目。中国の県は日本の区や市(それでも60~120万人位いるが)。イメージでは北京、上海などの大都市、次に中都市、その次に来る小都市(3,4線都市と呼ばれるもの)がこれ。以下記事より抜粋。

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9億人がのんびり時間はたっぷりあり、収入は低いけど、そんなにお金も要らない生活をしている。うち、1割が大卒以上の学歴で、7割以上の月収は5000元(8万円弱)以下、大多数が年間に読む本はゼロ、SNSでよく発信するコンテンツは「これを流さなければ、中国人じゃない」系(愛国色たっぷり)のもの。

 

農村の有能な人はどんどん都市部へ出てしまい、そこに残った高級人材の主な拠点になっているのは、事業単位と公務員。無職で夜中までぶらぶらして汚い言葉で話す人(「二流子」)も多い。

 

娯楽といえば、8割が携帯のティックトック、ゲーム、生放送など。若者はネットカフェ、映画館、カフェで「恋愛をし」、ゲームをするか、後はネット。中年は家の近くの茶館や麻雀館で過ごす。夜は食事がKTV(カラオケ)。

 

消費は「併多多」などのネットショッピング。平均月に5.8回する。深センの若者の月給では0.1平方メートルの家しか買えないらしいが、「3,4線都市(小都市)」では4割がローン無しの家を既に所有しており、少ない収入ながら、不足はしていない。

 

文化的には3年前の「戦狼2」の売上のうち、小都市は56.8億元を貢献。「戦狼1」の10倍になった。汗と涙のヒーローものはこのエリアでは一番の人気。女性は国内アイドルドラマ、中高年は抗日ドラマが大好き。彼らは「アメリカは悪、日本は邪悪、韓国は犬」という世界観にどっぷりつかっている。

 

そして夜が明けまた1日が始まる...という。これが中国の農村都市の生活。

(開悟日記 アモイの貿易会社が出しているマイナーな記事より)

 

出所は余り有名でもなく、参考程度にしかならないが、イメージは湧いてくる。この辺の中国の実態はとても大切だけど、とても分かりにくいところかも知れない。

 

これ、本日の北京できいた北京とは全く別世界の農村部のお話なり。