本日の北京(2020年ブログ版)

軽く、リアルに北京を語るライターブログ

SFなコロナ北京 朝起きたら隣のビル全員移送の巻き

13日に起きたら300メートル離れた隣のブロック一角4キロ四方が「コントロール地区」に指定されていた。そこの住人は缶詰め、そこに立ち寄った移動記録のある人もポップアップが出て、自由に動けなくなった。

 

そして、今朝起きたら、隣のビル全員が河北省に移送されると聞く。OMG! なぜ?22日にこのビルに陽性者が立ち寄ったと判明。でもそれだけで、ビルの住人全員、毎日PCRは陰性なのに!全員が7日間強制移送だ。警察と白い防護服と青い服を着た人がたむろし、大型バス(50人乗りに20人ずつ)がいっぱい外に来ている。

 

過剰反応としか言いようがない。オランダの友人は3月に息子が陽性になったけど、もう一人の子どもは普段通り学校に通い、5月の頭には皆元気にスペイン旅行までしてきたというのに。ヨーロッパ内なら旅行に行くのもPCRさえやらない、マスクもない。同じ病気か?

 

今回の移送、老人や受験生は家に残っても良いというが、それにしても、ペットはどうするんじゃ。そもそもそうする必要はどこから来るのか全く分からない。科学的根拠が無い。こんな風に集団で動けば、感染のリスクは高まるだけ。精神的にも肉体的にも疲れて抵抗力も下がる。お金もかかるし、もちろん連れていかれる人の日常を何だと思っているのだ。何も良いことはない。役人は最大限厳しく住民を管理したという「態度」が上から評価されるのだろうか?

 

理解も納得もできないのに、すぐ隣の人が連れていかれるのをただ自分は見ているだけだ。

反応しない能力なんて巷ではいうが、いや、本当にそれでよいのだろうか?

 

これ、綺麗に晴れ渡った5月晴れの重い北京の景色なり